Kaz S. Matamura

about Life of Squid, Chicken Y Squicken

よく近頃、本当に日本人でよかったなと思うことがあります。 先週末、急用でアリゾナのセドナに豆吉と出張に行かなければいけませんでした。 土曜の昼間の便で出発、日曜の夜LAに戻るという30時間弱の外出とはいっても、今は 今週オープンの”耳なしほういち”のヘル・ウィークです。 Hell Week(地獄の週) というのは オープング日の1週間前の7日間をさし、睡眠不足と忍耐力のテスト、また マーフィーの法則の実験週です。感情表現の激しいアメリカ人は よく泣いたり、怒鳴ったり、モノを投げたり、どんなぶりっ子役者でも本性が出てくる面白い週でもあります。 ベテランのプロデューサーは自ら”神隠し”にあい、スタッフの前から消える週としても知られますが 私のような下っ端の現場プロデューサーは小道具から照明のことでてんてこ舞いになっています。

とはいっても 急な仕事が入ってしまったら仕方がない。 金曜の夜中、リハーサルをすまし (これまた別の1人芝居の監督)飛行機の予約をとった後、AKIRA君に連絡。 ”明日土曜の怪談御祓いには参加できませんが セドナで悪いモンは はらってきます”と伝え、真夜中に小さなお子チャマもちの MIEママ宅に 御祓いの際に必要な書類とできたてのチラシを配達(申し訳ない!!!)。準備万端と いました。

しかし、次の日土曜、メンバーのザトキンから、”オフィースの鍵はどこですかー”と電話がきて、ガガガガ-ン。 みんな 御祓いの後やる気満々、稽古兼コスチューム作りに突入。 メンバー全員 ”ススンデ” 夜遅くまで励んでいたのです!!!

またもう1つのアメリカ人でまとめた ニューローズ劇団のメンバーとは大違い。彼らは こちらから”君たち、ちゃんと時間通りにきてね、”といちいち連絡しても遅れる。

いやー、言わなくてもわかる日本人って凄いですね。やっぱり努力家の国民。これからはこの長点をみんなに見せびらかして ”影の努力を表に出してクールなものにする”ことに努めたいですね。 ハードワークって本当に気持ち良い。生きがいは自分にチャレンジしてリミットを伸ばし、新しい自分を見つけ続けることにあると思います。

ちなみに セドナでは天気にも恵まれとてもいい出張でした。早く ARIGATO会強化合宿を行いたいですね。

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