Kaz S. Matamura

about Life of Squid, Chicken Y Squicken

(2011年元旦)

第七回10分劇フェスティバルチラシ

第七回10分劇フェスティバルチラシ

無事にロスにて日本より17時間遅れて年越しいたしました。 おかげさまで2010年は公私ともに 最高・psychoな一年になりました。

まず、今年の1月には3 “第7年度10分劇フェスティバル”を2週間にかけて14作を製作。 ほぼ “満員御礼”が続き アメリカ演劇界では1人劇・モノログ劇の神様とよばれる ポールリンク氏と一緒にお仕事することができ、 審査員には こちらのコメディー番組(ウィルアンドグレース等)の制作、脚本を手がけることで知られるアダムバー氏にも参加していただき、 最終日の”the best of…”(21作品の中から選ばれた6作品を公演し、その中から最も優れた作品が発表される日)雨ながらも大入! 同日の打ち上げパーティーはよるの1時まで続きました。

ロンハワード夫妻の真ん中が娘のペイジ、チャーリとタラ。 演出した”ベッド”のキャストの4人です。

そのあとすぐに 短編もの新作シリーズ ”ベットルーム・シークレット”を発表。やはりアメリカ人役者もミーハーで、有名人が参加となると”われもわれも”と出演したくなるようで、今までの作品の中で何よりも楽なキャスティング・配役。 この作品を通じて チャーリー・シュレイター、ジム・ビーバー、タラ・ストロングと親しくなり今の有名人が入団しやすい”新ニューローズ”のアイデアが誕生。2011年中にメンバーを50人に増やす予定です。

Dinairのファンタジーメークです。またマイケルに撮ってもらいました。

今年の夏から ダイネアーというエアーブラッシメークアップ会社にコンサルタントとして働くことになりました。 もともと、インターカルチュラルコンサルタントとしてのお仕事だったのですがなぜか “日本マーケット専門”と位置づけされてしまいました。 エアブラッシのメイクは“よれない、色が長持ちする、ナチュラルに仕上がる、”といった利点があり、また手先の器用な日本人にはすぐテクニックが身に付きま、日本からの素敵なメークアップアーチストさんもよくいらっしゃいます。 http://www.travel-a-s.com/airbrush.htm

(人との出会いというのは不思議なモノでこのお仕事を通じておあいした 東出さんには日本で私が演劇を教える際、大変お世話になりました。)

招待状の裏面

8月にはarigatokaiが土曜日に3週連続公演をしました。 こちらはコンパクトに巡業公演ができるようにした“耳なし芳一”と“屋上の狂人”の2本だて。3週間の公演の方が圧倒的に役者として上達がみえる!ということが明らかになりました。 ロングランでの公演があってこそプロとしての成長がきたいできますね。

11月には12年ぶりに日本へ帰国。 演劇の講習、又村家との再会、仙台の紅葉などなどバラエティーにあふれた8日間(実6日)でした! こちらはまた別にあとで写真と小話を。

さてさて、帰国したこちらは11月の謝肉祭をこしてしまうと ’ホリデームード”になり、アメリカ人はあまり働きたがりません。元々 今年の12月に行われる “第8年度10分劇フェスティバル”では グループC (三週目)で行われる2作しか演出しない予定だったのですが、デレクター(演出家)や役者の心変わりで結局6作も演出することになってしまいました。 やはり、稽古の時間がない場合、何よりも大切なのは “才能よりも適切な配役”を考慮することです。1作には今まで演技をした経験がないマイケルの親友の写真家、ペリーを3回のリハで舞台に出してしまいました。というのも、彼の仮の母やくの女優さんが大柄な人だったのでそれとマッチするのは、2メートル近い130キロの (近所に住んでいる)ペリーしかいなかったのです。 あくまで、ビジュアルキャスティングでしたが それでも経験なしで脚本をすぐに暗記して飛び込んでしまったペリーもすごい度胸ですよね。

審査員にはトロンことブルースボックスライトナー氏がきてくださいました。メリッサと熱々カップル。 いいですねー。 チャーリーも今年からアーチスティックデレクターとしての活躍を楽しみにしています。

また、今回も本当のプロの方とお仕事する機会に恵まれました。 “大草原の小さな家”の メリッサ・ギルバート、”サタデーナイトライブ”のロライン・ニューマン、ブロードウェーや“ニュースラジオ”で知られるビッキー・ルイス、またおなじみジムビーバーとチャーリーなど大御所を演出する機会なんてまさに”夢の実現”。 何よりものクリスマスプレゼントでした。 (あ、マメにいただいた最高赤ワインの次かな!)。

12月はすべて週末劇場入りしていたので、19日の千秋楽以降の祝日2週間はマイケルと過ごしました。

カタリナ島のビーチ。ボルディー山には雪が積もっているようです。

といっても、祝日は ”義理行事”ばかり。 クリスマスは2時間ほど北に向かったベーカーズフィールド (スタインベックですよ)で マイケルとご両親と過ごし、その後は何度かマイケルのパーティーのお手伝い、29日は劇団のパーティー、マイケルの友達とカタリナ島、などイベントが続き あっっっっと云う間に2010年が終わってしまいました。

’歳をとると1日が長く1年が短い”とはよくいったものですね。

2011年も健康で安全な1年になりますように!

今年もよろしく御願い致します。

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